「アゲハの幼虫」のおもちゃがほしい
先日、アマゾンをみていたら、面白そうなおもちゃをみつけた。
ソフビトイボックスの「アゲハの幼虫」である。全長23cmほどあるそうだ。なんと素晴らしい!
商品説明をみると
4令幼虫までは身を守るため鳥の糞に擬態しているが、5令幼虫から一転して緑色の美しい姿に変貌する。その5令幼虫を実寸の約4倍で表現。
と書かれている。
なるほど。
アゲハの幼虫というと、この姿のイメージがあったがこれは5令。にわかに4令幼虫も気になってくる説明文である。
さらにみていくと、オオサンショウウオもあった。実に愛らしいフォルムではないか。
ツチノコはUMA、いわゆる未確認生物である。ツチノコは、ジャンプすると2mとか、丸くなって坂道を転がってくるとか、火を吐くとか、いろいろな説がある。
UMAファンとしては、もう少し幻想感というかミステリアスさがほしい気がするデザインではあるが、ほどよいリアルさをもとめるとこんな感じになるのだろう。
ひと目みて「ツチノコだ!」という感動はないかもしれないが、長くたのしむにはいいデザインである。
・・・が、これはUMA好きのイメージにあるネッシーとはずいぶん違う印象だ。
商品説明をみると
「ネッシーは首長竜プレシオサウルスの生き残りが進化した生物」という一般的な説を覆し、「中生代三畳紀の小型爬虫類が水中適応した末裔」という新しいアイディアで松村しのぶがデザインし造形。
新アイディアのデザインながら、ネス湖での過去の目撃例にある「背中のコブ」「ひし形のヒレ」「頭の2本の突起」といったネッシーの特徴はしっかりと再現されている。
と書かれている。
・・・「新しいアイディアで」だそうだ。
未確認生物好きとしては、ネッシーの目撃写真みたいなのを撮れるほうがたのしそうだなあ。
ソフビトイボックス015 ツチノコ 槌の子 ノンスケール ソフトビニール製 塗装済み 可動フィギュア
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ソフビトイボックス007 イモムシ ナミアゲハ 5令幼虫 ノンスケール製塗装済み可動ソフビフィギュア
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- メディア: おもちゃ&ホビー
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ソフビトイボックス 010 オオサンショウウオ(明色) 大山椒魚(明色) ノンスケール塗装済みソフトビニール製可動フィギュア
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ソフビトイボックス014 ネッシー ネス湖の怪獣 (the Loch Ness Monster) ノンスケール ソフトビニール製 塗装済み 可動フィギュア
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三田紀房氏の女性キャラはいつも美しい
三田紀房氏の絵は独特の味がある。特に女性キャラは不思議な魅力がある。
ちょっと金魚みたいな顔をしているが、どうもワタクシのツボにはまってしまったようだ。この顔が美人に見えて仕方なくなってしまった。
上と同じような表情だが、氏の描く女性はだいたいこういう顔だ。
先日読んだ「クロカン」でも何人か女性キャラが出てきたが、同時に出てくると見分けるのがなかなか難しい。
髪型が見分けのポイントかと思ったが、帽子をかぶってしまうと、それも絶望的になる。
昨今は「骨格」を意識して描かれたマンガも増えているが、マンガはそれだけではないと感じさせてくれるタッチだ。
氏の作品で好きなところは「表情」である。特に女性キャラは、目に力があり、鼻・口とのバランスも絶妙だ。
今まで挙げた表紙に比べると、これはちょっと笑わせにきているようにもみえる。なんだか横に引き延ばしてしまった印象だ。
クロカンの表紙でもあったが、たまに横に広がる癖があるのかもしれない。
たまに、不思議な体型になるのも面白いところだ。
ちなみに今回取り上げた「エンゼルバンク」はドラゴン桜外伝である。
「クロカン」の表紙の変化がすごい
「クロカン」を読み終わった。全27巻。面白かったなあ。
全巻を電子書籍で、Amazonのタブレット「Fire HD8」で読んだ。
Fire HD 8 タブレット (Newモデル) 16GB、ブラック
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Fire HD8は縦にすると1ページずつの表示、横にすると見開きでの表示になる。
なので、マンガを読むときは、通常は縦で、見開きのコマがあるときは横にするという形でOKだ。
紙の本に比べて、見開きの大きさによる迫力は落ちるが、綴じ代がない分、コマをしっかり見られるという利点がある。
表紙の変化がすごい
さて、クロカンである。長期連載によくあることだが、だんだんと絵のタッチが変わってきている。
特に表紙の変化がすごい。
1巻はこんな感じの体型だったのだが、 20巻を越えたあたりから不思議な体型になってきている。
不思議な体型・・・。
「誰だよ、あんた」という感じである。そしてこのウエストである。シワの入り方をみると、本当に不思議な体型である。
で、不思議なのは、中身のタッチはさほど変わっていないということである。なんでなんだぜ・・・というわけである。
全27巻を読み終えて
この作品が面白いのは、主人公は監督の黒木だが、物語的には「クロカンがつくるチームが主役」というところである。
なので、代替わりするとチームの顔ぶれも大きく変わっていく。先日このブログでも取り上げた「キャプテン」のような形式だ。
公式戦未勝利のチームの成長物語。高校野球ってドラマだなあと思わせてくれる作品だ。
興味のある人はぜひ読んでほしい。
こういう本を読むのは「心のあり方」を求めている人が多いだろうに、なぜそうなるのか
先日、ある本のレビューを見た。
それは「人間のやさしさ」について書かれた本だったのだが、レビューを読んでひっくり返りそうになった。
「(わたしにとって)こんな厳しいことを書くなんて、著者はやさしくない人です」といったことが書かれていた。1人2人ならまだしも、こういった声がいくつもあると、「おいおい」と思ってしまう。
脊髄反射的な反応
「自分を心地よくしてくれる言葉=やさしい」「自分にとって厳しいことが書かれていた=この人はやさしくない」・・・こんな感覚をベースにしていたら、どうにかなってしまうんじゃないだろうか。
こんな感覚がおかしいなんてことぐらい小学生でも分かると思うが、こうしたことを「堂々と書けちゃう」のってちょっと怖いと思うんだよな。
心について書かれた本
こういうのって「心について書かれた本」のレビューでよく遭遇するんだ。
ワタクシが不思議に思うのは、こういう本を読むのは「心のあり方」を求めている人が多いだろうに、「なぜ考えることも、自分を見つめることも、他人を思いやることもしないのか」ということである。
1つでも出来ていたら、こんなレビューは書けないのになあと思うのだ。
大崎善生「いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件」
2007年に起こった殺人事件を取り上げた作品である。
この本を読んで思ったのは「どこまでがノンフィクション(手を加えていない部分)なのだろう」ということだった。
大崎善生氏といえば、夭逝した棋士・村山聖を書いた「聖の青春」の作者でもある。
心に響く作品であることは間違いないのだが、これを読んだ時も「どこまでが手をくわえていない部分なんだろう」と感じた。
ノンフィクションということ
ノンフィクションは「フィクションではない」、つまり「作り物ではない」「事実」という意味で使われることが多いと思うが、大崎善生氏の作品の場合は「事実に基づいた物語」という意味でのノンフィクションだろう。
事実をもとに小説的な手法で飾り立てる・・・そんなスタイルだと感じさせる。
だから読んでいると、自然とひきこまれ、心を震わされる。こうした題材でここまで読ませる作家はそういないだろう。
・・・が、悪い言い方をすれば「感動させるつくり」でもある。
様々なドキュメンタリー作品を読んだ後に、大崎善生氏の作品を読むと、やや「過剰」と思える部分が多い。
それがいわゆる「小説的なしかけ」なのだろうが、言い方は悪いが「演出くささ」も感じられたりもする。
事実かドラマか
題材が題材なのであまり強くはいえないが、個人的には両作品とも「ドラマをつくろうとしすぎ」と感じる点が多かったというのが正直なところだ。
いろいろと書いてきたが、心に深く刻み込まれる作品であることは間違いない。
巻末の解説について思ったこと
アガサ・クリスティー「パディントン発4時50分」を読んだ。
この作品も実に面白かったのだが、巻末の解説を読んで後悔した。・・・こりゃあ、なんなんだ?
安い言葉満載、解説になっていない解説
アガサ・クリスティーのことを「アガサおばあちゃま」「女王様」、ある登場人物のことを「一家にひとり常備したい」、文章のラストが「マジに思ってしまったのでした」
。
文章は、常体と敬体が意味不明にまじりあい、突然、ひとりごとや話し言葉が入ったりする。
・・・・・・この解説文を書いている人は「書評家」らしいが、今まで一体何を読んできたんだという話である。
ちなみに「解説らしき部分」すらほとんどない。ほぼ自分語りとあらすじと、本編で説明されていることをもう一度書いているだけという。これは本当にひどい。
ふつうに「解説をする」だけでいいのに
こうしたものに触れるたびにいつも思う。個性を出したい、味を出したいのかもしれない、だけどそれをやるのは「ふつうに解説」をしてからの話だ。
古い作品であればなおさらだ。
その本が書かれた時代背景、本編の中に出てくるキーワードを掘り下げるのだっていい。そういったものを「知ること自体」が面白いのだ。別に「あんたというキャラクターを面白がりたいわけではない」のだ。
この解説に限らないが・・・
この解説文だけに限らないだろう、昨今は様々なジャンルで「自分をアピールしすぎ」と感じることが多い。
そういったものを持てはやす風潮があるからこそともいえるが、ワタクシはいつも思う。
なんでもバラエティにしなければ気がすまないのか。派手さはないけれどきちんとしたものを「見る目」や「見たい人」を失っていっていいものなのか。
悲しい話だが、もう手遅れかもしれないと思うことがある。
パディントン発4時50分 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
- 作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,松下祥子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 文庫
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Fire HD8でマンガを読むようになってからというもの
Fire HD8でマンガを読むようになってから、Kindleストアをみるのがたのしくて仕方がない。
最近、気になったマンガを紹介しよう。
男!日本海
ワタクシは、これほど「頭を空っぽにして読める」マンガを知らない。というか、作者も何も考えていないんじゃないかと思わされるぐらいに、いい意味で中身がまったくないマンガである。
どの話もほぼ「おねえちゃんに出会う、おねえちゃんをものにする」だけである。駆け引きも何もなく、本当にそれだけという奇跡のような作品だ。ちなみに、ワタクシは1巻の途中で飽きてきた。
プロレススーパースター列伝
プロレス漫画の超傑作「プロレススーパースター列伝」である。
表紙が違うバージョンもある。
こちらのバージョンは「カール・ゴッチ」編が入っている。
ド迫力の表紙ですなあ。列伝を全巻を持ち歩けるなんて夢のような話である。
ザ・シェフ
ほんのりといい話が多い「ザ・シェフ」。たとえとしてはどうかと思うが、手塚治虫先生の「ブラックジャック」の舞台を食の世界にした―そんな印象の作品だ。
時々ふと読みたくなる、そんな作品だ。
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