クラスを「独裁国家」にしたら何が起こったか 「THE WAVE ウェイヴ」
「THE WAVE ウェイヴ」を観た。
これは非常に興味深い作品だった。
授業のテーマは「独裁」、クラスに異変が起こっていく
「ウェイブ」は2008年公開のドイツ映画である。実話をもとにした作品だ。
ある学校でクラスを「独裁国家」に見立てた実習を行ったところ、何が起こったのか・・・という映画だ。
万人受けするタイプの映画ではないが、こういった作品に出会えるのが映画の面白いところだ。
次第にクラスや人々が変容していく様は非常に恐ろしい。だが、もっと恐ろしいのは、ここで描かれている「心理」は、決して特殊な例でないということだ。
作品ではクラスの変容がやや急に感じる部分もあるが、メディアや数字にコロッと乗っけられて染まってしまう人たちをみれば、リアルのほうがもっと歪なのかもしれない。
しっかりとつくられた作品
「ウェイヴ」は、映画としても非常によくできている。
こだわりが見られる画づくり・見事なカット割り・構成の巧みさ・・・などなど、見どころが大変に多い。
「取り上げている題材」で敬遠する人もいるかもしれないが、ぜひ多くの人に観てほしい作品だ。
ちなみに「実話をもとにした」という作品は、あくまで「もとにした」という点に注意が必要だ。
ESETの体験版を使いはじめて数日ほどたった
ESETの体験版を使いはじめて数日ほどたった。
今のところ、感触は上々だ。
PCを立ち上げる際に、ほんの少し時間がかかるようになったかな?と感じる程度で、それ以外は使っていて全く気にならない。非常に「軽い」という印象だ。
「軽さ」がうれしい
特に、ウイルスバスタークラウドで時々あった、リアルタイムスキャンによるひっかかりのようなものは全くなくなった。これが起こるとPCが急に重くなり、本当に困っていたのだ。今は実に快適だ。
ウイルスバスタークラウドを3年使って、セキュリティソフトにはPCの保護はもちろんだが、動作の快適さも必要だと痛感した。
多少重さがあったとしても、PC作業に支障が出るほど重くなるのは、ワタクシにとっては非常に厳しいことだ。
あくまで現段階での感想ではあるが、ESETの「軽さ」は本当に嬉しい。
やはりこのキャラクターは癖になる
どうもこのキャラクターが気に入ってしまったようで、毎回みるたびにニヤニヤしてしまうワタクシである。
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熊谷達也「漂白の牙」
熊谷達也「漂白の牙」を読んだ。
第19回新田次郎文学賞を受賞した作品だ。
漂白の牙
さっそく「BOOK」データベースより紹介文を引用してみよう
雪深い東北の山奥で、主婦が野犬とおぼしき野獣に喰い殺されるという凄惨な事件が起きた。現場付近では、絶滅したはずのオオカミを目撃したという噂が流れる。果たして「犯人」は生きのびたニホンオオカミなのか?やがて、次々と血に飢えた謎の獣による犠牲者が…。愛妻を殺された動物学者・城島の必死の追跡が始まる。
物語としては「自然と人間」というテーマを軸に、ミステリ的な要素を絡めたつくりになっている。
面白いは面白いが・・・
先に言っておこう。この作品は面白い。
だが、熊谷達也氏の作品として考えると「物足りなさ」を感じるのが正直なところだ。
先に「邂逅の森」「相剋の森」を読んだということもあるだろう、初期の作品ということもあって「漂白の牙」はずいぶんと「?」と感じる部分があった。
もっとも大きな点は、ミステリ要素を絡めているところだろう。
それが2時間ドラマの刑事モノのようなノリで、自然をテーマにした部分とどうにも噛み合っていない。
女性の描写
「相剋の森」の記事でも書いたが、この作者は女性の描写が苦手なのかもしれない。
あまりこういう表現は使いたくないが、読んでいるとどうしても「この女、頭がおかしいんじゃないか?」と感じてしまう。
思考回路がどうなっているのかさっぱり分からない。
「絶対にあけないように」と頼まれた封筒を勝手に開け、その内容にまったく筋違いのキレ方をして、それを封を開けたままで相手に投げつける。その封筒の中身は「殺された奥さん」に関係する資料という・・・人としておかしいだろ、お前・・・というキャラクターである。
「相剋の森」でもそうだったが、なぜ女性キャラになると、そろいもそろって頭がおかしくなるのか・・・。その上、自己主張が激しいときているから、全く困ったものである。
面白い作品であるだけに、その点が非常に残念だ。
アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」
アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」を読んだ。
ずいぶん前に読んだ記憶があるが、あらためて読んでみた。いやぁ、震えがくるぐらいにすごい作品だ。
そして誰もいなくなった
「そして誰もいなくなった」は今から80年近く前、1939年に刊行された作品だ。
原題は「And Then There Were None」(発表当時は違ったタイトルだったが、改題された)。
現在は、新訳版(青木久恵訳)が出ているが、言い回し等、様々な部分で違いがある。最も大きな違いは「童謡」と「島の名前」だろう。
旧版(清水俊治訳)で使われていたものは差別用語にあたるとして、名称が変わっている。そのため、旧版と新訳版では、物語の雰囲気が違ってみえる部分がある。
まさに名作ミステリ
それにしても、すさまじい完成度の作品だ。
特に、シンプルでありながら、全く不足のない描写には驚かされる。「行間を読ませる」とはこのことだろう。全部を書いていなくても、あれこれと想像させられる。
構成も抜群で、小説としての完成度も非常に高い―読んでいてそう思うことしきりだった。
純粋に「読んでいて面白い」―これぞ娯楽!すばらしい作品だ。
- 作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,清水俊二
- 出版社/メーカー: 早川書房
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「いいところもあれば、気になるところもある」それでいいのではないか
セキュリティソフトを探している時に気づいたことがある。
それは、セキュリティソフトにも「ユーザーごとで、派閥のようなものがあるのだろうか」ということである。
レビューをみていると、やたらとライバルメーカーをこき下ろしているものや、一方を持ち上げるために別メーカーを下げる、といった類の文章が少なくない。
いいところもあれば、気になるところもある
これはネット上でよくみられる現象ではあるが、これが「お仕事」でないとしたら、ワタクシにはちょっと理解できない感覚である。
どんな商品だって、いいところもあれば気になるところもある―それでいいのではないかとワタクシは思っている。
「自分に合うかどうか」
たとえば、ワタクシは今、brotherのプリンタを使っている。長年使ってきたキヤノンのプリンタからの乗り換えである。
非常に満足しているが、それはあくまで「ワタクシのニーズにあっていたから」である。当然、気になる点もあるし、キヤノンのほうが優れていると感じる部分もある。
だが、ワタクシにとっては「自分のニーズ」にこたえてくれるのがbrotherのほうだったのだ。「自分の用途に関してベストだった」というわけである。
レビュー
最初の話に戻ろう。セキュリティソフトのレビューに関しては「どこまで信用できるのか」ということを強く感じてしまった。
ソフトを比較しているサイトも同様で「こりゃあ、書かれていることを鵜呑みにするのはまずいかも」という気にさせられてしまった。
情報の精度に関しては、某企業のキュレーションサイトが問題になったが、全体にはびこってきているように思える。
ESETの体験版を使ってみることに
前回の記事では、次のセキュリティソフトの候補に「ESET」が挙がってきたと書いた。
早速、体験版を使ってみることにした。
ESETをPCにインストールする際には、すでに入っているセキュリティソフトを案インストールする必要がある。
ウイルスバスタークラウドのアンインストール
ワタクシの場合は、ウイルスバスタークラウドだ。これまでしつこいぐらいに更新のお知らせが来ていたので、なかなかアンインストールさせてくれないかもしれないと思っていたが、あっさりと完了した。
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Yahoo!プレミアムを退会する時のように、やたらと引き止められるかと思ったが、どうやら杞憂だったようだ。
ESETを使ってみる
ESETのインストールは非常に簡単だ。画面の指示に従っていくだけでいい。うまく行かなかった場合のことも公式ページにわかりやすく書かれているのもいい。
インストールが完了して、ソフトを起動してみるとなんと、あのキャラクターがこっちを見ているではないか。
なんだか「守られている感」が満載である。「こっちを見るな」という気がしないでもないが、なかなか頼りがいがありそうなイメージだ。
なるほど、これは軽い
さっそくスキャンをしてみたが、なるほど、これは軽い。PC作業をしていても、全く気になるところがない。これなら完全にバックグラウンドでスキャンしてもらうことができそうだ。
最初の感触としては上々だ。
体験版の期間が30日というのもありがたい。やはり、ある程度使わないと見えてこないこともある。
気になる点があれば、随時レポートしていこう。
「ESET」が候補に挙がってきた
前回の記事で、次のセキュリティソフトは「軽さ」をキーワードに探したいと書いた。そこで候補に挙がったのが「ESET」だ。
どうでもいいが、非常に意味不明なパッケージデザインである。ちなみに、オンラインコード版だと、この人の顔を正面からフルでみることができる。
ヒューマノイドとで言うのだろうか、非常にインパクトのあるキャラクターだ。ちなみに、旧版のパッケージでは光の当たり方が違っている。
最新版に比べると、ペットのような目をしていてかわいらしくみえる。いずれにせよ、インパクトのあるパッケージデザインだ。
ESET Internet Security
ESETについて調べてみると「軽い」という声が多い印象だ。セキュリティソフトのしての性能も悪くはなさそうだ。
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というわけで、さっそく体験版を使ってみることにした。
公式ページをみてみると体験版の期間は30日間、機能制限なしで使えるようだ。
別のセキュリティソフトは手動でアンインストール
体験版のページをみると、インストール時の注意点が書いてある。
別のセキュリティソフトが入っている場合は、アンインストールが必要になるそうだ。アンインストールしないまま、ESETをインストールすると不具合が起こる事例も書かれている。
つまり、2つのセキュリティソフトを併用するのはNGということだ。
次回に続く。